人工知能やロボットなどの科学技術は、我々の社会システムを大きく変えつつある。教育についても新しい学びが必要であると言われているが、そこに明確な方向性は示されておらず、既存のリジッドな教育システムの中では新しい学びの場を提供しにくいのが現状である。その突破口はどこにあるのだろうか?

ユニークな才能をもつがゆえに、学校教育になじめず、不登校やひきこもり状態になっている若者がいる。本研究室では、2014年から「異才発掘プロジェクトROCKET (Room of Children with Kokorozashi and Extraordinary Talents)」を開始し、その中での新しい学びの挑戦を行なっている。そこでは既存の枠を超えた教育の重要性が明確になってきており、同時にその社会への実装をどう行うかを検討している。また、そこに参加するユニークな知性を持つ子どもたちの認知特性を明らかにし、彼らに合った学び方を提案する試みも行っている。

また同じように教育の機会が十分提供されていない、読み書きに困難を持つ子どもたちや重度重複障害を持ち意思のくみ取りが難しい子どもに対してもICTによるエンハンスメントに関する実践的研究を行っている。 多様性を認め合いユニークな人材を受け入れる社会的素地の創生こそが、イノベーションを生む未来の社会システムに結びつくと信じている。


教授
中邑 賢龍

©︎2019 Nakamura Laboratory