○働き方

社会が忙しくなったから、政府は強制的に働き方改革を始める。好きで一生懸命働く人はまるで迷惑と言わんばかりの社会になってきた。自分で堂々と勝手に休めばいいが、それが言いにくいのか制度で休みまで決められるようになってきた。おかしな世の中である。

きっと誰もが本当に好きなことはいつまでも続けていたい。疲れたから、夜がきたから、アイデアが飽和したから、仲間と成果を共有したいから、そろそろ休もうというのは自然のことであり、法律制度で決められたくない。休みたいのに休めないというのは、好きでもない仕事を人にやらされている人が多いからに他ならない。それならばもっと好きなことを仕事に出来るようにすることを教えるべきだと思う。それと同時に、休みに何もしない事を教えるべきだと思う。社会では何もしないことは怠けであり悪いことになっている。仕事が早く終わっても帰れない。そんな時にぼんやりしていることは許されない。仕事中に暇だねというのはありえない社会である。

心理学の研究に、退屈の先に人は刺激を求めて動き出すという研究がある。子どもがぼーっとしているのは空想の時間でもあり、休みの時間でもあり、退屈の時間でもある。それぞれに意味がある。その先に自分で動き出すことを誰も気づいていない。そこで「退屈なら公園に行こうか」、「ぼーっとしてないで何かしなさい」と手を出してしまったら子どもが自ら決めて動く力を育てるチャンスを失うことになる。自分の時間を自分で決める力がこれから生きる上で大切になる。ぼーっとしている子どもに何もせず、「暇でいいねっ」とニコニコしながら見守っている大人が増えたらいいなと思う。