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講師 髙橋 麻衣子 顔写真 講師 Lecturer
髙橋 麻衣子 TAKAHASHI, Maiko
博士(教育学)Ph.D. in Education

 


 

 

研究テーマ

認知特性に応じた学習支援の在り方を提案するための包括的研究

 

現代に生きる私たちに求められる知性とはどのようなものか、変化の激しい現代を生き抜く子どもたちに習得させるべき能力はなにか、という問いに答えるべく、認知心理学の基礎研究と、子どもたちへの指導実践研究をしています。

ギガスクール構想にともない、学校現場での高速ネットワークと1人1台タブレットが実現しようとしています。ICTは子どもたちの学び方を多様化させる大きな可能性をもっていますが、これはあくまでもツールです。学びの本質を見失わないよう、個々の学習者はそもそもどのような認知状態であり、介入によってそれぞれがどのように変化するのかしないのかを地道に検討する必要があります。

一方で、社会の急激な変化にともなって現代の子どもたちに必要な知識や姿勢、そしてそれを習得するために提供される学びが変わってきました。昔から変わらないものと変わりゆくものを見極めるバランス感覚をもった包括的な研究を目指しています。

 

研究キーワード

教育心理学、認知科学、ICT教育

 

東京大学先端科学技術研究センター 教員一覧 
Research Map 

 

 


 

 

略歴
2018年  8月  東京大学先端科学技術研究センター 講師
2016年  1月  日本学術振興会特別研究員(RPD)
2013年  4月  東京大学大学院教育学研究科 博士号(教育学)取得
2012年  3月  日本学術振興会特別研究員(PD)
2008年  4月  東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員
2007年  10月  東京大学先端科学技術研究センター リサーチフェロー
2007年  9月  東京大学大学院教育学研究科博士課程 単位取得退学

 

 


 

 

研究業績

 

論文一覧

・森田愛子・髙橋麻衣子 音声化と内声化が文章の理解や眼球運動に及ぼす影響 教育心理学研究,67(1),12-25,2019年3月

 

・寺尾尚大・髙橋麻衣子・清河幸子 音読時の構音運動と音声情報が文章理解に果たす役割 心理学研究,89(6),618-624,2019年2月

 

・髙橋麻衣子・清河幸子 読解活動における眼球運動の役割:黙読時と音読時の比較から 認知科学,20(4),470-480,2013年12月

 

・髙橋麻衣子 人はなぜ音読をするのか―読み能力の発達における音読の役割― 教育心理学研究,61(1),95-111,2013年3月.(城戸奨励賞受賞論文 

 

・髙橋麻衣子・田中章浩 黙読と音読での読解過程における認知資源と音韻表象の役割 認知科学,18(4),595-603,2011年12月

 

・河野俊寛・平林ルミ・髙橋麻衣子・近藤武夫・中邑賢龍 読み書き困難児に対する適切な支援ツールの選択決定-「読み書き相談室ココロ」における事例を通して- LD研究,20(3),317-331,2011年10月

 

・髙橋麻衣子・巌淵守・河野俊寛・中邑賢龍 児童の読み困難を支援する電子書籍端末ソフトTouch & Readの開発と導入方法の検討 認知科学,18(3),521-533,2011年9月

 

・髙橋麻衣子・田中章浩 音読での文理解における構音運動と音声情報の役割 教育心理学研究,59(2),179-192,2011年6月

 

・髙橋麻衣子・田中章浩 文の読解処理過程における音韻表象の役割:語順情報と助詞の処理に着目して 認知心理学研究,8(2),131-143,2011年2月

 

・髙橋麻衣子・川口英夫・牧敦・嶺竜治・平林ルミ・中邑賢龍 児童の論理的な読み書き能力を育む思考の相互観察活動―デジタルペン黒板システムを使用した授業実践から― 認知科学,16(3),296-312,2009年9月

 

・Takahashi, M. & Tanaka, A. ”The Role of Phonological Encoding and Attentional Resource in Sentence Comprehension after Reading Silently and Orally.” Studies in Language Sciences 7,Kurosio Publishers,283-298,2008年7月

 

・髙橋麻衣子 文理解における黙読と音読の認知過程-注意資源と音韻変換の役割に注目して- 教育心理学研究,55(4),538-549,2007年12月

 

・犬塚美輪・髙橋麻衣子 文章理解の困難を主訴とする高校生への読解方略指導―読解プロセスの観点から― LD研究,15(3),330-338,2006年11月

 

 

著書

【分担執筆】

発達障害事典(日本LD学会(編)) 2016年 丸善出版刊 
③-5 文章理解と指導,③-6 文章産出と指導

 

自ら学び考える子どもを育てる教育の方法と技術(岡田 涼,中谷素之,伊藤崇達,塚野州一(編著)),自己調整学習研究会 (監修)) 2016年 北大路書房刊 
第9章 ICTを用いた指導方法 pp.124-139

 

特別支援教育におけるATを活用したコミュニケーション支援(金森克浩(編著)) 2010年 ジアース教育新社刊 
第6章 発達障害の子どもたちへの学習を支えるテクノロジーの活用 実践事例④デジタルペンを使った事例 pp.116-117

 

 

学会発表

【国際会議(口頭発表・査読有)】

・Iwabuchi, M., Takahashi, M., Nakamura, K., & Draffan, E.A. “Mainstream but Specialized: Mobile Technology for Cognitive Support in Education.” The 7th IEEE International Conference on Wireless, Mobile and Ubiquitous Technology in Education, Kagawa International Conference Hall & Sunport Hall Takamatsu,Kagawa, Japan, 2012年3月

 

・Draffan, E.A., Wald, M., Iwabuchi, M., Takahashi, M., & Nakamura, K. “Cross-Cultural Study into the use of Text to Speech with Electronic Files to aid access to Textbooks.” Association for the Advancement of Assistive Technology in Europe Conference 2011, Maastricht, the Netherlands, 2011年8月

 

・Draffan, E.A., Iwabuchi, M., Nakamura, K., Takahashi, M. Kono, T., & Hirabayashi, R. “Cross-Cultural Study of Reading Support with Digital Media.” CSUN Conference 2011, San Diego, the United States of America, 2011年3月

 

・Takahashi, M., Inuzuka, M., Kawaguchi, H., Maki, A., & Nakamura, K. “The Effects of Evaluating Others’ Ideas on Crafting Persuasive Essays with the Information Sharing System Using “Digital Pen”.” The 13th Biennial Conference of the European Association for Research on Learning and Instruction, VU University, Amsterdam, the Netherlands, 2009年8月

 

・Takahashi, M. & Tanaka, A. “The role of phonological encoding and attentional resource in sentence comprehension by reading silently and orally.” The 7th Annual International Conference of the Japanese Society for Language Sciences, Sophia University, Tokyo, Japan, 2005年6月.

 

【国際会議(ポスター発表・査読有)】

・Takahashi,M., Hirabayashi,R., & Nakamura,K. “How Can We Access Children’ Basic Academic Skills? The Possibility of “Corrected Academic Skills” via an Alternative Approach.” The 42st Annual Meeting of the Cognitive Science Society (CogSci2020), Virtual Meeting, 2020年7-8月

 

・Takahashi,M., Ishikawa,M., & Kiyokawa,S. “What Factors of Background Music Disrupt Task Performance? Influence of Types of Sound, Tasks, and Working Memory Capacity on Irrelevant Sound/Speech Effect.” The 41st Annual Meeting of the Cognitive Science Society (CogSci2019), Montreal, Canada, 2019年7月

 

・Terao,T., Takahashi, M., & Kiyokawa,S. “Roles of Articulatory Movements and Speech Feedback in Japanese Text Comprehension During Oral Reading.” Psychonomic Society’s 57th Annual Meeting(Psychonomics2016),Boston,USA,2016年11月

 

・Takahashi,M. & Tanaka,A. “Effect of auditory information on reading comprehension: Comparison of audio-visual presentation with oral reading.” The 31st International Congress of Psychology(ICP2016), PACIFICO Yokohama, Yokohama, Japan, 2016年7月

 

・Takahashi,M. & Tanaka,A. “Optimal Timing of Audio-Visual Text Presentation: The Role of Attention.” The 1st Joint Conference on Facial Analysis, Animation and Auditory-Visual Speech Processing(FAAVSP2015), Vienna, Austria, 2015年9月

 

・Takahashi,M. & Tanaka,A. “Integration of Text and Speech Information during Audio-visual Presentation” The 9th International Conference on Cognitive Science(ICCS2013), Sarawak, Malaysia, 2013年8月

 

・Morita, A., & Takahashi, M. “The effects of articulation on eye-movement while reading text.” The 13th European Congress of Psychology, Stockholm, Sweden, 2013年7月

 

・Takahashi,M., Iwabuchi,M., & Nakamura, K. “Cognitive process of the children with reading difficulties: Analysis of the reading patterns with customizable digital reading software.” The annual meeting of the Cognitive Science Society, Sapporo Convention Center, Sapporo, Japan, 2012年8月

 

・Takahashi,M. & Kiyokawa, S. “Eye Movement during Silent and Oral Reading: How can we compensate the loss of multisensory process during silent reading?” International Multisensory Research Forum 2011, ACROS Fukuoka, Fukuoka, Japan, 2011年10月

 

【国内学会(口頭発表)】

・髙橋麻衣子・平林ルミ・福本理恵・中邑賢龍 リアルな知識の習得と深化を促す活動をベースにした学びの実践 電子情報通信学会2020ヒューマン情報処理研究会,オンライン開催,2020年5月

 

・髙橋麻衣子・福本理恵・中邑賢龍 不登校児童・生徒における活動をベースにした学びの可能性 日本認知科学会第36回大会,静岡大学,2019年9月

 

・髙橋麻衣子・髙木幸子・田中章浩 会話の理解を促進する表情と注視位置の検討 電子情報通信学会2015ヒューマン情報処理研究会,九州産業大学,2015年7月

 

・髙橋麻衣子・髙木幸子・田中章浩 発話内容の理解における発話者の表情の影響 電子情報通信学会2013ヒューマン情報処理研究会,新潟国際大学,2013年7月

 

・髙橋麻衣子・巖淵守・中邑賢龍 タブレットPCをベースにしたデジタル教科書による小学生の読解学習支援-読みパターンのログの分析から- 電子情報通信学会2012ヒューマン情報処理研究会,沖縄産業支援センター,2012年5月

 

【国内学会(ポスター発表)】

・髙橋麻衣子・平林ルミ 小学生の漢字学習の個別最適化に向けて(2)定着状況と宿題にかかる時間の関連 日本教育心理学会第62回総会,発表論文集掲載(p185),2020年9月

 

・平林ルミ・髙橋麻衣子 小学生の漢字学習の個別最適化に向けて(1)定着状況と反復学習の関連 日本教育心理学会第62回総会,発表論文集掲載(p184),2020年9月

 

・髙橋麻衣子・平林ルミ・福本理恵・中邑賢龍 学校になじめない子どもたちに対する活動をベースにした学びの実践 日本認知科学会第37回大会,オンライン開催,2020年9月

 

・平林ルミ・髙橋麻衣子 児童の基礎リテラシーの習得度合いと代替手段の可能性2 「計算」の代替について 日本教育心理学会第61回総会,日本大学,2019年9月

 

・髙橋麻衣子・平林ルミ 児童の基礎リテラシーの習得度合いと代替手段の可能性1 「読み」の代替について 日本教育心理学会第61回総会,日本大学,2019年9月

 

・福本理恵・髙橋麻衣子・中邑賢龍 活動から教科を学ぶABSL(Activity Based Subject Learning)の提案 日本認知科学会第36回大会,静岡大学,2019年9月

 

・髙橋麻衣子・関口あさか・平林ルミ テスト場面で子どもたちに求められる「書き」「計算」能力についての調査1 漢字・計算のエラーはどのように評価されるか 日本教育心理学会第60回総会 慶應義塾大学 2018年9月

 

・平林ルミ・関口あさか・髙橋麻衣子 テスト場面で子どもたちに求められる「書き」「計算」能力についての調査2 子どもの困難さと支援方法に対する教員の意識 日本教育心理学会第60回総会 慶應義塾大学 2018年9月

 

・関口あさか・平林ルミ・髙橋麻衣子 テスト場面で子どもたちに求められる「書き」「計算」能力についての調査3 英単語の綴りに困難がある子どもへの教員の評価と支援について 日本教育心理学会第60回総会 慶應義塾大学 2018年9月

 

・髙橋麻衣子・石川実佳・清河幸子 学習者のワーキングメモリ容量が無関連音声効果に及ぼす影響 日本認知科学会第35回大会 立命館大学 2018年9月

 

・髙橋麻衣子 文字の音声情報が読解行動に及ぼす影響:音読と読み聞かせの比較から 日本教育心理学会第59回総会 名古屋大学 2017年10月

 

・髙橋麻衣子・片岡史絵・田中章浩 小説の読解における背景音の影響の検討 日本認知心理学会第14回大会 広島大学 2016年6月

 

・髙橋麻衣子・田中章浩 説明的文章の理解における最適な視聴覚提示タイミングの検討 日本認知科学会第32回大会 千葉大学,2015年9月

 

・髙橋麻衣子・田中章浩 説明的文章の理解における提示モダリティの効果 日本認知科学会第30回大会 玉川大学 2013年9月

 

・髙橋麻衣子・髙木幸子・田中章浩 表情と同時に提示された音声刺激が感情判断時の注視位置に及ぼす影響 第4回多感覚研究会,文部科学省研究交流センター, 2013年1月

 

・髙橋麻衣子 児童の読解活動中の眼球運動―黙読と音読の比較から― 日本教育心理学会第54回総会,琉球大学,2012年11月

 

・髙橋麻衣子・清河幸子 黙読と音読での読解活動における眼球運動の比較 日本認知科学会第28回大会 東京大学 2011年9月

 

・髙橋麻衣子 音読における音声情報と構音運動の役割―小学生と成人の比較― 日本教育心理学会第52回総会 早稲田大学 2010年8月

 

・植阪友理・髙橋麻衣子・嶺竜治・牧敦・市川伸一 数学的文章題における図表活用方略を促す授業実践―デジタルペンを生かした公立中学校における学習法講座から― 日本教育心理学会第52回総会 早稲田大学 2010年8月

 

【学会シンポジウム】

・インクルーシブ教育における教育的ニーズの把握と学習評価の検討 日本教育学会第77回大会,ラウンドテーブル(話題提供) 宮城教育大学 2018年8月

 

・髙橋麻衣子 読み書きの特別支援教育における支援技術利用の在り方(3)~移行支援の観点から見た支援技術利用~ 日本LD学会第21回大会 自主企画シンポジウム(話題提供) 仙台国際センター 2012年10月

 

・髙橋麻衣子 我が国におけるデジタル教科書・教材の可能性~LDの子どもにとってのわかりやすさとは~ 日本LD学会第21回大会 大会企画シンポジウム(話題提供) 仙台国際センター 2012年10月

 

・近藤武夫・髙橋麻衣子・平林ルミ・河野俊寛・中邑賢龍 読み書きの特別支援教育における支援技術利用の在り方(2)~支援技術の教育現場での利用の在り方を3つの視点 (Assessment,Intervention,System)からの実例を通して考える~ 日本LD学会第20回大会 自主企画シンポジウム(話題提供) 跡見学園女子大学 2011年9月

 

・髙橋麻衣子・平林ルミ・近藤武夫・犬塚美輪・中邑賢龍 電子教科書は学校教育にどのように貢献するのか―情報アクセシビリティの観点から― 日本教育心理学会第53回総会 自主企画シンポジウム(話題提供) 北海道立道民活動センターかでる2・7 2011年7月

 

 

競争的資金

・三菱財団 社会福祉事業・研究 助成金 不登校・不登校傾向にある児童・生徒の認知特性に応じた学びの支援に向けた調査研究 研究代表者(2019-2020年)

 

・科学研究費若手研究 文章聴解スキルの構成要素の解明と方略に基づいた指導法の開発 研究代表者(2019-2021年)

 

・科学研究費特別研究員奨励費 背景音提示下での学習成績を規定する要因の検討:音の種類と学習者の特性に着目して 研究代表者(2016-2018年)

 

・科学研究費特別研究員奨励費 聴解から読解への移行過程の解明とその支援:視聴覚メディアによる学習効果の検討から 研究代表者(2012-2015年)

 

・科学研究費若手研究B 音読の機能に着目した読解の発達メカニズムの解明とその支援―眼球運動を指標として― 研究代表者(2010-2012年)

 

・科学研究費基盤研究B ITを活用した読み書き障害の評価と教育支援に関する研究 連携研究者(2009-2011年)

 

・第1回博報 「ことばと文化・教育」研究助成 聴解から読解へ-音読の機能に着目して読み能力の発達を探る- 主研究者(2006年)

 

 

受賞

・2020年 日本教育心理学会優秀論文賞 

 

・2014年11月 日本教育心理学会城戸奨励賞 

 

・2004年12月 2004年度日本認知科学会 21回大会 大会発表賞受賞